皆さんは、短期間完成タイプの問題集を本屋などで見たことはありますか?
○3日間で完成!
○1週間で●年生を復習できる!
○1ヶ月で3年間のすべてを復習できる!
このようなタイトルがついているものです。
塾の夏期/冬期講習用教材として採用される場合が多いですし、保護者の方がお子さんに長期連休で勉強させようとして買い渡すこともあるかもしれません。
筆者も中学生の時に塾で使っていた経験があります。
それでは、果たして短期間完成問題集は取り組んだ方がいいのでしょうか?
今回は、短期間完成問題集って使ったほうがいいか?をご紹介していきます。
短期間完成問題集のいいところ
それではまず、短期間完成問題集のいいところを3つご紹介していきます。
①基礎部分を習得することができる
短期間完成問題集は、その教科、科目の内容のうち、本当に基礎の部分が整理されていることが多いです。
簡単に言えば、教科書の太字部分を中心に載せているものです。
そして、細かいところや重要度が低いところは省略されていることが多いです。
そのため、重要な基礎の部分だけを集中して習得することができます。
基礎が身に付いていない人にはうってつけの問題集です。
逆に、基礎が身に付いている人には少し物足りない、すらすら解く作業にしか感じないでしょう。
簡単に言えば、教科書の太字部分を中心に載せているものです。
そして、細かいところや重要度が低いところは省略されていることが多いです。
そのため、重要な基礎の部分だけを集中して習得することができます。
基礎が身に付いていない人にはうってつけの問題集です。
逆に、基礎が身に付いている人には少し物足りない、すらすら解く作業にしか感じないでしょう。
②時間が本当に無い人が基礎部分を習得できる
部活動などに入っている人は、勉強できる時間が他の人よりも限られています。
そういった人が手っ取り早く基礎を習得するために、短期間完成問題集は向いています。
普通の問題集であれば、基礎だけでなく応用問題やマニアックな問題が載っていることもあり、重要度がわかりにくいです。
時間はないけどとりあえず基礎を身につけたい人にはもってこいです。
そういった人が手っ取り早く基礎を習得するために、短期間完成問題集は向いています。
普通の問題集であれば、基礎だけでなく応用問題やマニアックな問題が載っていることもあり、重要度がわかりにくいです。
時間はないけどとりあえず基礎を身につけたい人にはもってこいです。
③無駄な内容が入っていないので、効率よく勉強できる
②でも少し触れましたが、普通の問題集には基礎だけでなく応用問題やマニアックな問題が載っていることもあり、重要度がわかりにくいです。
そのため、重要度が高いものから勉強していきたいと思っても、まず重要度がどうなのかがわかりにくく、まず重要度を調べて和分類するところから始めなければいけません。
時間に余裕があればいいですが、時間に余裕が無ければ時間がもったいないです。
普通の問題集と比較して、短期間完成問題集は基礎の重要な内容に絞られているため、優先度調べをせずに、重要なところだけを勉強することができます。
つまり、効率よく勉強に取り組むことができるのです。
そのため、重要度が高いものから勉強していきたいと思っても、まず重要度がどうなのかがわかりにくく、まず重要度を調べて和分類するところから始めなければいけません。
時間に余裕があればいいですが、時間に余裕が無ければ時間がもったいないです。
普通の問題集と比較して、短期間完成問題集は基礎の重要な内容に絞られているため、優先度調べをせずに、重要なところだけを勉強することができます。
つまり、効率よく勉強に取り組むことができるのです。
短期間完成問題集の悪いところ
つづいて、短期間完成問題集の悪いところを3つご紹介していきます。
①ただ羅列してあるだけなので、その説明では理解できない人がいる
短期間完成問題集は、基本的に基礎の重要なところだけをまとめている場合が多いです。
そのため、ただ基礎の内容が羅列してあるような構成になったり、説明の内容なども一部省略され、内容を理解していない人には理解しにくい場合があります。
基礎部分を習得したい人は、まだその部分をわかりやすく理解しきれていない状態なので、短期間完成問題集の説明を見ても本当に理解できるのかというと疑問です。(わかりやすい内容であれば問題ありません)
逆に基礎がしっかりしている人であれば、すらすらと理解できる内容となっています。
対象としているレベルと、理解できるレベルが一致していない場合があることが、悪いところの一つ目です。
そのため、ただ基礎の内容が羅列してあるような構成になったり、説明の内容なども一部省略され、内容を理解していない人には理解しにくい場合があります。
基礎部分を習得したい人は、まだその部分をわかりやすく理解しきれていない状態なので、短期間完成問題集の説明を見ても本当に理解できるのかというと疑問です。(わかりやすい内容であれば問題ありません)
逆に基礎がしっかりしている人であれば、すらすらと理解できる内容となっています。
対象としているレベルと、理解できるレベルが一致していない場合があることが、悪いところの一つ目です。
②1冊やると全内容を分かった気になるけど、復習しないとそれも水の泡
短期間完成問題集は、夏期講習や冬期講習などで使われますが、イメージとしては「講習期間中にやりきって終わり」というものです。
そのため、やり切った後は達成感だけ感じて、肝心の復習がおろそかになることが多いです。
たしかに、1周やり抜いたという意味では完成と言えるでしょうが、内容を本当に習得した完成とは限りません。
復習していれば全く問題ありませんが、95%以上の人は復習していません。
それが、悪いところの二つ目です。
そのため、やり切った後は達成感だけ感じて、肝心の復習がおろそかになることが多いです。
たしかに、1周やり抜いたという意味では完成と言えるでしょうが、内容を本当に習得した完成とは限りません。
復習していれば全く問題ありませんが、95%以上の人は復習していません。
それが、悪いところの二つ目です。
③本当に基礎部分だけなので、入試の基礎レベルの問題しか解けない
短期間完成問題集は、前でもご紹介している通り、基礎部分が中心となっている場合が多いです。
そのため、その先の応用問題や実戦形式の問題が解けるようになるかと言えば、必ずしもそうではありません。
むしろ、対応できません。
なので、応用力や実践力をつけたい方は、短期間完成系の問題集はおススメできません。
そのため、その先の応用問題や実戦形式の問題が解けるようになるかと言えば、必ずしもそうではありません。
むしろ、対応できません。
なので、応用力や実践力をつけたい方は、短期間完成系の問題集はおススメできません。
筆者個人的にはおススメしない。時間がまったくない人は使っていいかも
短期間完成問題集は、個人的にはおススメしません。
通常の参考書や問題集をしっかりやりこむ方が実力がつくと思っています。
偏差値40~50の人で、時間が全く足りない人はやってみてもいいと思いますが、時間があるのであれば他の勉強のやり方でやった方が実力が付きます。
ですが、時間が全く足りない人や基礎をサラッと確認したい人には、短期間完成問題集はおススメできます。
いわば、時間が無い人の緊急用です。
それか、基礎をさらーっと確認してぬけ漏れを確認したい人は使ってみてもいいでしょう。
学習塾が短期間完成問題集を採用するのはそういった理由だと考えられます。
短期間完成問題集のいいところ、悪いところを確認したうえで、自分の状況を考えて選択して勉強してみましょう。
通常の参考書や問題集をしっかりやりこむ方が実力がつくと思っています。
偏差値40~50の人で、時間が全く足りない人はやってみてもいいと思いますが、時間があるのであれば他の勉強のやり方でやった方が実力が付きます。
ですが、時間が全く足りない人や基礎をサラッと確認したい人には、短期間完成問題集はおススメできます。
いわば、時間が無い人の緊急用です。
それか、基礎をさらーっと確認してぬけ漏れを確認したい人は使ってみてもいいでしょう。
学習塾が短期間完成問題集を採用するのはそういった理由だと考えられます。
短期間完成問題集のいいところ、悪いところを確認したうえで、自分の状況を考えて選択して勉強してみましょう。