保護者の皆さんは、お子さんのテストの成績や受験について、かなり心配していらっしゃると思います。
そんな中で、保護者ご自身でお子さんの参考書や問題集を購入し、お子さんに渡している保護者の方はいらっしゃるでしょうか?
「勉強をやりたくない!」と自分からなかなか勉強しないお子さんには、「強制的に参考書などを買って渡すくらいしないと勉強してくれない」と考えて、参考書を購入しお子さんに渡す保護者の方もいらっしゃると思います。
筆者も、小学生の時にいくつか親が買ってきた問題集を解いていた記憶があります。
ですが、果たして参考書、問題集を親が決めてしまうというのはいいことなのでしょうか?
今回は、保護者の方に向けて、「親が参考書、問題集を選ぶのはいいのか?」というテーマで、筆者の考えをご紹介していきます。
親が問題集を決めることはいいのか?
それでは、まず「親が問題集を決めることはいいのか?」という疑問について、筆者の私見をご紹介します。
「あまりよろしくない」
これが筆者の考えです。
「あまりよろしくない」
これが筆者の考えです。
子どもは、無理やりやれと言われているように感じる
親から無理やり問題集などを渡されることで、子どもとしては、
「見てもいない物を渡される=強制的にやれと言われている」と感じてしまいます。
渡されたものが、たまたま自分の好みと合っていれば問題ないですが、まったく合わなかったりやる気が出ない物だと、やりたいという気持ちは起こりません。
ただただ強制感と義務感だけが残ります。
勉強が嫌いなお子さんは、この強制感と義務感が嫌いである可能性があります。
「見てもいない物を渡される=強制的にやれと言われている」と感じてしまいます。
渡されたものが、たまたま自分の好みと合っていれば問題ないですが、まったく合わなかったりやる気が出ない物だと、やりたいという気持ちは起こりません。
ただただ強制感と義務感だけが残ります。
勉強が嫌いなお子さんは、この強制感と義務感が嫌いである可能性があります。
自分に合わないものを使うと、勉強の効果が薄い
上でもご紹介した通り、無理やり渡された自分に合わない問題集では、進んで勉強したいと思わないので、勉強が進まないうえに、覚えないといけないものも頭に入りにくいです。
勉強するうえで、やる気が伴わないと頭の中に内容が残りにくいことがあります。
これは、記憶の印象が変わるからです。見る気が無いものは印象に残りにくいですよね。それと同じです。
勉強は、社会人の仕事とは違うので、我慢しながら無理やり行うことは、テスト前などを除いて向いていません。
勉強のやる気を出させたいのであれば、無理やり渡すのはかえってよろしくありません。
保護者の方が、「親として一応やれることはやった、あとは子どもがやらなかったからできないんだ」と思えるだけです。
勉強するうえで、やる気が伴わないと頭の中に内容が残りにくいことがあります。
これは、記憶の印象が変わるからです。見る気が無いものは印象に残りにくいですよね。それと同じです。
勉強は、社会人の仕事とは違うので、我慢しながら無理やり行うことは、テスト前などを除いて向いていません。
勉強のやる気を出させたいのであれば、無理やり渡すのはかえってよろしくありません。
保護者の方が、「親として一応やれることはやった、あとは子どもがやらなかったからできないんだ」と思えるだけです。
筆者の体験談
筆者が小学生の時の体験談をご紹介します。
小学生の時に、自分から進研ゼミやりたいと思い、親に頼んでやらせてもらってました。
やる気が伴っていたので、毎日自分から率先して勉強することができ、成績もぐんぐん上がりました。
一方で、進研ゼミにプラスして、市販の問題集を親が買ってきました。
その問題集は、よく本屋に置いてある一般的なものです。
ただ、一人で勉強を進めるには解説の量も少なく、味気ないデザインで、全く勉強のやる気が起きませんでした。
一応テスト前などに解きましたが、実力が付いた感覚はありませんでした。
まさに、ただやっただけという感じです。
確かに進研ゼミと比べると費用は安く済みますが、ただ追加で余分にお金がかかっただけなので、市販の問題集は結果的に失敗しました。
小学生の時に、自分から進研ゼミやりたいと思い、親に頼んでやらせてもらってました。
やる気が伴っていたので、毎日自分から率先して勉強することができ、成績もぐんぐん上がりました。
一方で、進研ゼミにプラスして、市販の問題集を親が買ってきました。
その問題集は、よく本屋に置いてある一般的なものです。
ただ、一人で勉強を進めるには解説の量も少なく、味気ないデザインで、全く勉強のやる気が起きませんでした。
一応テスト前などに解きましたが、実力が付いた感覚はありませんでした。
まさに、ただやっただけという感じです。
確かに進研ゼミと比べると費用は安く済みますが、ただ追加で余分にお金がかかっただけなので、市販の問題集は結果的に失敗しました。
どうすればいいのか?
無理やり参考書、問題集を買ってくるのがよくないというのであれば、「じゃあどうしたらいいのか?」ということになると思います。
ここが、かなり悩まれている方が多いと思います。
保護者の方も、子どもが嫌がるのに無理に問題集を買ってきたりするのは気持ちいいことではないですからね。
それでは、どうすればいいのか・・・・
ここが、かなり悩まれている方が多いと思います。
保護者の方も、子どもが嫌がるのに無理に問題集を買ってきたりするのは気持ちいいことではないですからね。
それでは、どうすればいいのか・・・・
本屋で子ども自身に選ばせる
保護者の方が決めて買ってくるのではなく、
「お子さんと一緒に本屋に行って、一緒に中身を確認したうえで、お子さん自身に選ばせる」
ということが一番いいやり方だと考えます。
「お子さんと一緒に本屋に行って、一緒に中身を確認したうえで、お子さん自身に選ばせる」
ということが一番いいやり方だと考えます。
やる気を持つことができる
一緒に中身を確認することで、お子さん自身が、関心が持てる内容を選ぶことができます。
それはデザインなのか、解説のわかりやすさなのかはそれぞれ違います。
ですが、お子さん自身が興味関心を持つことで、勉強のやる気につなげることができます。
それはデザインなのか、解説のわかりやすさなのかはそれぞれ違います。
ですが、お子さん自身が興味関心を持つことで、勉強のやる気につなげることができます。
お子さんがどんなものに関心があるかなどを知ることができる
今後成績を上げていくためにも、お子さんの勉強には保護者の方のサポートがとても重要となります。
お子さんが将来どうなりたいのか、どんなことをしたいのか、に合わせて夢をかなえるサポートをしてあげる必要があります。
そのためにも、一緒に本屋で選ぶことで、お子さんが今「どんな内容に関心を持っているのか」、「学力レベルはどこにあるのか」、「どんな勉強法が好きなのか・嫌いなのか」などを知ることができます。
これを知ることで、保護者の一方的な考えでお子さんの将来を決めつけることなく、お子さんが主体となって自分のことを考え、そして夢をかなえるために頑張り、保護者の方はお子さんをサポートしながら一緒に進んでいくことができます。
これにより、お子さんは親からの義務感、強制感を感じることなく、主体的に取り組むやる気を持つことができるのです。
お子さんが将来どうなりたいのか、どんなことをしたいのか、に合わせて夢をかなえるサポートをしてあげる必要があります。
そのためにも、一緒に本屋で選ぶことで、お子さんが今「どんな内容に関心を持っているのか」、「学力レベルはどこにあるのか」、「どんな勉強法が好きなのか・嫌いなのか」などを知ることができます。
これを知ることで、保護者の一方的な考えでお子さんの将来を決めつけることなく、お子さんが主体となって自分のことを考え、そして夢をかなえるために頑張り、保護者の方はお子さんをサポートしながら一緒に進んでいくことができます。
これにより、お子さんは親からの義務感、強制感を感じることなく、主体的に取り組むやる気を持つことができるのです。
自分が見ていた以外の参考書を知ることができる
保護者の方が問題集などを選ぶと、保護者の方自身の経験の範囲だけで決まってしまいます。
ですが、最近の参考書、問題集はさまざまなタイプのものがあります。
なので、お子さんと一緒に本屋でそれらを見ることで、それまで知らなかった、いい参考書、問題集に出会える可能性が高まります。
塾や学校の関係者の方でなければ、なかなか一発で決めることは難しいので、お子さんと一緒に探し出すイメージで行きましょう。
ですが、最近の参考書、問題集はさまざまなタイプのものがあります。
なので、お子さんと一緒に本屋でそれらを見ることで、それまで知らなかった、いい参考書、問題集に出会える可能性が高まります。
塾や学校の関係者の方でなければ、なかなか一発で決めることは難しいので、お子さんと一緒に探し出すイメージで行きましょう。
1回で合うものを見つけられるとは限らない
これまで、「本屋で子ども自身に選ばせる」ことのいいところをご紹介しました。
ですが、ここで一つ注意が必要です。
お子さんが選んだからと言って、それがお子さんに合うものだとは限らないところです。
今さっき上で「お子さん自身が選ぶから、合うものに出会える」と説明したばかりなのに、どういうことだと思われるかもしれません。
しかし、参考書や問題集は、最初は自分に合っていると感じても、解き進めると意外と「自分に合わない」とのちに思うことが多いです。
筆者も中学、高校とかなりの参考書を使用しましたが、1回で自分に合ったものを見つけられたことは少ないです。
なので、「子どもに選ばせたのに全然やらない」という状況になっても、決してお子さんを責めることはせず、どういうところが合わないのか、どういうものがいいと感じ始めたのかを聞いてあげて、また本屋に一緒に行ってみましょう。
勉強は、参考書を選ぶところから根気が要ります。
1回で合ったらラッキーぐらいの気持ちでいてください。
ですが、ここで一つ注意が必要です。
お子さんが選んだからと言って、それがお子さんに合うものだとは限らないところです。
今さっき上で「お子さん自身が選ぶから、合うものに出会える」と説明したばかりなのに、どういうことだと思われるかもしれません。
しかし、参考書や問題集は、最初は自分に合っていると感じても、解き進めると意外と「自分に合わない」とのちに思うことが多いです。
筆者も中学、高校とかなりの参考書を使用しましたが、1回で自分に合ったものを見つけられたことは少ないです。
なので、「子どもに選ばせたのに全然やらない」という状況になっても、決してお子さんを責めることはせず、どういうところが合わないのか、どういうものがいいと感じ始めたのかを聞いてあげて、また本屋に一緒に行ってみましょう。
勉強は、参考書を選ぶところから根気が要ります。
1回で合ったらラッキーぐらいの気持ちでいてください。
お子さん主体で決めて、保護者の方はそれを裏からサポートする
勉強で成績を上げるためには、お子さん本人の「勉強へのやる気」と「相棒となる参考書、問題集」がとても重要となります。
大事だからこそ、自分に合ったものを探すことはとても難しく時間がかかります。
それは、参考書選びにも勉強のやり方にも言えることです。
そこで重要となるのは「お子さんが主体的に自分のこと考えられる」ことと「保護者の方がそれを裏から支えてあげる」ことです。
これは入学~受験まですべてに言えることです。
だからこそ、その始まりである参考書、問題集選びでも、この重要な2つの考えを意識しながら一緒に選んであげてください。
大事だからこそ、自分に合ったものを探すことはとても難しく時間がかかります。
それは、参考書選びにも勉強のやり方にも言えることです。
そこで重要となるのは「お子さんが主体的に自分のこと考えられる」ことと「保護者の方がそれを裏から支えてあげる」ことです。
これは入学~受験まですべてに言えることです。
だからこそ、その始まりである参考書、問題集選びでも、この重要な2つの考えを意識しながら一緒に選んであげてください。