皆さんは、テスト勉強などをするときに“まとめノート”を作ったことはありませんか?
まとめノートは、テスト範囲の内容を、教科書や資料集などを見て自分でその内容を整理しまとめたノートのことです。
主に定期テスト勉強の時に、テスト勉強として行われることが多いです。
さて、このまとめノートを作るという勉強法は果たして本当に効果的な勉強法なのでしょうか?
中には、「まとめノートを作るよりも問題集を何周も解きまくった方がテストの成績を上げられるよ!」(=問題演習を多くした方がいい)という意見の人もおり、テスト勉強のやり方を決めようとするときに、どちらの勉強法でいけばいいのか悩んでしまう方がいらっしゃいます。(学生時代の筆者も悩んでいました。)
今回は、「まとめノートは作った方がいいのか?」というテーマで、「問題集を解きまくる」勉強法と比較しながら、筆者が考える答えと、一問一答を使うメリット・デメリット、そして筆者の体験談までわかりやすく解説します。
まとめノートは作った方がいいのか?
さっそくですが、まとめノートは作った方がいいのか?という疑問に対して、まず筆者が考える答えを述べたいと思います。
その答えは・・・
その答えは・・・
答え→おススメ。ただし、問題演習とのバランスは考える
これが筆者が考える、まとめノートは作った方がいいのか?に対する答えです。
基本的にはまとめノートを作った方がいいと考えています。
ただし、問題演習をやらなくてもいいわけではありません。まとめノート作成と問題演習の割合をきちんと決めてバランスよく勉強した方がいいと考えます。
これからご説明する
✅まとめノートを作る勉強
✅問題を解きまくる勉強
それぞれのメリット・デメリットと筆者の体験談を参考にして、自分は今どっちを活用した方がいいんだろう?と考えて選択してみましょう。
基本的にはまとめノートを作った方がいいと考えています。
ただし、問題演習をやらなくてもいいわけではありません。まとめノート作成と問題演習の割合をきちんと決めてバランスよく勉強した方がいいと考えます。
これからご説明する
✅まとめノートを作る勉強
✅問題を解きまくる勉強
それぞれのメリット・デメリットと筆者の体験談を参考にして、自分は今どっちを活用した方がいいんだろう?と考えて選択してみましょう。
まとめノートを作る勉強のメリット・デメリット
まずは、まとめノートを作る勉強のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット①→知識を整理することができる
まとめノートを作ることで、その範囲の知識を整理することができます。
まとめノートでは、教科書などの内容を丸写しするわけではなく、自分が重要だと思った部分を選択して整理しているので効果的になります。
そして、知識を整理することで、内容をわかりやすく理解することにつながります。
さらに、内容をわかりやすく理解できると、頭に内容が残りやすくなります。
最終的に、内容が頭に残りやすくなると、テストで出題されても思い出して回答できるという好循環につながります。
まとめノートでは、教科書などの内容を丸写しするわけではなく、自分が重要だと思った部分を選択して整理しているので効果的になります。
そして、知識を整理することで、内容をわかりやすく理解することにつながります。
さらに、内容をわかりやすく理解できると、頭に内容が残りやすくなります。
最終的に、内容が頭に残りやすくなると、テストで出題されても思い出して回答できるという好循環につながります。
メリット②→問題の出され方が変わっても、対応することができる
もし、問題演習だけやっていると、その問題集の中の出題方法しか見ていないので、問題文の言い回しが変わったときに、迷ったり、答えを思い出せなくなる危険があります。
ですが、きちんと知識を整理できていると、内容の重要なところがわかっているので、たとえ問題文の言い回しが変わっても、答えることができる可能性が高くなります。
これは、メリット①にもあるように、知識を整理して基本の考え方を習得できているからこそ対応できるようになるのです。
ですが、きちんと知識を整理できていると、内容の重要なところがわかっているので、たとえ問題文の言い回しが変わっても、答えることができる可能性が高くなります。
これは、メリット①にもあるように、知識を整理して基本の考え方を習得できているからこそ対応できるようになるのです。
デメリット①→勉強の効果が薄くなったり、時間の無駄になるだけの危険がある
まとめノート作成では、知識が整理されて、どこが大事かわかっていれば問題ありません。
しかし、それができておらず、ただノートに書き写すだけではいけません。
例えば、教科書の文章をノートに書き写すだけでまとめノートを作る場合、どこが大事かわかっていないので、ただひたすら書き写す作業だけで、どこが大事かもわからず、時間もかかり、まったく意味が無いものとなります。
ただまとめた気になっている、まとめて満足しているだけの状態になるわけです。
これが、まとめノートを一生懸命作って勉強したけど失敗した人の一番多い例です。
しかし、それができておらず、ただノートに書き写すだけではいけません。
例えば、教科書の文章をノートに書き写すだけでまとめノートを作る場合、どこが大事かわかっていないので、ただひたすら書き写す作業だけで、どこが大事かもわからず、時間もかかり、まったく意味が無いものとなります。
ただまとめた気になっている、まとめて満足しているだけの状態になるわけです。
これが、まとめノートを一生懸命作って勉強したけど失敗した人の一番多い例です。
デメリット②→正しいまとめノートを作れるようになるには、練習の必要がある
正しいまとめノートを作るには、「わかりやすくまとめる力」と、「どこが大事か見分ける力」が必要になります。
この力を身に付けるには、練習が必要となります。
ノートを作ってもわかりやすくまとめられなければ知識を整理できず、習得することも難しいです。
また、どこが基本の大事な内容かがわからなければ、テストなどで回答することもできません。
この力を持っていないと、先ほど説明したように、ただまとめた気になって、成果につながらなくなってしまう恐れがあるのです。
この力を身に付けるには、練習が必要となります。
ノートを作ってもわかりやすくまとめられなければ知識を整理できず、習得することも難しいです。
また、どこが基本の大事な内容かがわからなければ、テストなどで回答することもできません。
この力を持っていないと、先ほど説明したように、ただまとめた気になって、成果につながらなくなってしまう恐れがあるのです。
「正しいまとめノートが作れた」という目安
まとめノートで正しく作らなければ効果も出ないし無駄になってしまう、ことは上のデメリットからもお判りいただけたと思いますが、それでは正しいまとめノートが作れた!という目安は何でしょうか?
その目安とは、「まとめたものを他の人に見せたり、自分で説明してみて、内容の意味を分かってもらえたらOK」というものです。
その内容の要点をわかりやすく理解できている証しになります。
特に、その内容についてあまり知らない人に説明してわかってもらえたら、できていると判断していいでしょう。
社会人になってからも、わかりやすくほかの人に説明する力は必要なので、今のうちに練習して、できるようにしておくことをおススメします。
その目安とは、「まとめたものを他の人に見せたり、自分で説明してみて、内容の意味を分かってもらえたらOK」というものです。
その内容の要点をわかりやすく理解できている証しになります。
特に、その内容についてあまり知らない人に説明してわかってもらえたら、できていると判断していいでしょう。
社会人になってからも、わかりやすくほかの人に説明する力は必要なので、今のうちに練習して、できるようにしておくことをおススメします。
問題を解きまくる勉強のメリット・デメリット
次に、問題を解きまくる勉強のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット①→問題のパターンがわかる
問題を何回も解くことで、問題の出され方、そして、問題の答え方がわかるようになります。
それがわかるようになると、テストの問題に答えられる可能性が高まり、点数を上げられる可能性が高まります。
また、問題を解くことで、テスト本番の練習にもなるため、短期間で「テストの点数を上げる」ためには適した勉強のやり方になります。
多くの学習塾では、このようにたくさんの問題形式を経験させることで、テストや入試でも好成績を取れる訓練をしています。
それがわかるようになると、テストの問題に答えられる可能性が高まり、点数を上げられる可能性が高まります。
また、問題を解くことで、テスト本番の練習にもなるため、短期間で「テストの点数を上げる」ためには適した勉強のやり方になります。
多くの学習塾では、このようにたくさんの問題形式を経験させることで、テストや入試でも好成績を取れる訓練をしています。
デメリット①→内容の重要な部分がわかっていない場合、見たことない形で出題されると解けない場合がある
「まとめノートを作る」勉強のいいところの裏返しです。
内容についてよく考えている人は問題ありませんが、単語だけ、用語だけしか見ていない人は、いつもと違う問題形式で出題されると対応できない可能性があるので注意が必要です。
内容についてよく考えている人は問題ありませんが、単語だけ、用語だけしか見ていない人は、いつもと違う問題形式で出題されると対応できない可能性があるので注意が必要です。
デメリット②→もうできている問題を何回もやってしまい、その分時間の無駄になってしまう
きちんと問題集にチェックを打って、間違えた問題を繰り返し、できてる問題はスルーすることをやっていれば問題ありません。
ですが、できている問題まで何回も解いてしまうと、その分時間が無駄になります。
できている問題を何回もやると、答え合わせで何回も○をつけることができ、満足感や「自分で来ているぞ」という気持ちになります。
しかし、何回やってもできるということは、そこでその内容を勉強しなくてもテスト本番で解けるということなので、これ以上重点的に勉強する必要はないということになります。
その時間は、今できていないものをできるように練習する時間に充てた方が、全体的に点数を上げる方法として効果があります。
ですが、できている問題まで何回も解いてしまうと、その分時間が無駄になります。
できている問題を何回もやると、答え合わせで何回も○をつけることができ、満足感や「自分で来ているぞ」という気持ちになります。
しかし、何回やってもできるということは、そこでその内容を勉強しなくてもテスト本番で解けるということなので、これ以上重点的に勉強する必要はないということになります。
その時間は、今できていないものをできるように練習する時間に充てた方が、全体的に点数を上げる方法として効果があります。
まとめノートを作った勉強の体験談
それでは、筆者が学生時代に「まとめノートを作った勉強」と「問題を解きまくった勉強」それぞれの体験談をご紹介していきます。
問題を解きまくる勉強を重視した場合→失敗
問題を解きまくる勉強を重視したことが何回もありましたが、中学生、高校生のときともに、ほとんど点数、順位が落ちました。
上でご紹介したデメリット「○が付く満足感」に浸っていただけだと今になって思います。
特に中学生の時は、定期テスト勉強で、塾のテキストを6周位した時がありましたが、順位が落ちました。
その時、間違えた問題のチェックもしてなかったので、ほとんど意味がないことをしていたのだと気づかされました。
上でご紹介したデメリット「○が付く満足感」に浸っていただけだと今になって思います。
特に中学生の時は、定期テスト勉強で、塾のテキストを6周位した時がありましたが、順位が落ちました。
その時、間違えた問題のチェックもしてなかったので、ほとんど意味がないことをしていたのだと気づかされました。
まとめノートを作る勉強を重視した場合→成功は多いが失敗もあり
まとめノートを作ることで、内容の理解度がアップしました。また、まとめノートを見せながら他の人に説明したりもしたので、より理解度がアップしました。
ですが、まだ正しいまとめノートが作れなかったときは、ノートを作ることに時間を使いすぎてしまい、問題を解く練習の時間が減ってしまったので、順位が下がってしまうこともたまにありました。
ですが、まだ正しいまとめノートが作れなかったときは、ノートを作ることに時間を使いすぎてしまい、問題を解く練習の時間が減ってしまったので、順位が下がってしまうこともたまにありました。
まとめノート勉強と問題を解く勉強をバランスよくやった場合→ほとんど成功
まとめノート作成と問題演習をバランスよく勉強したら、結果としてほとんどでいい結果を取ることができました。
「まとめノートを作る」勉強をすることで内容の理解度が上がり、「問題を解きまくる」勉強をすることで問題の解き方がわかり、両方のそれぞれいいところを活かすことができました。
「まとめノートを作る」勉強をすることで内容の理解度が上がり、「問題を解きまくる」勉強をすることで問題の解き方がわかり、両方のそれぞれいいところを活かすことができました。
まとめ→「まとめノートを作る」勉強と「問題を解く」勉強はバランスよく
まとめノート作成、問題を解きまくる、どちらかだけを極端に偏って勉強してしまうのは、あまり好ましくありません。
それぞれに良いところがあるので、バランスよく勉強することをおススメします。
また、このバランスについては状況によって違ってきます。
まとめノートと問題演習の割合が「5:5」の時もあれば「4:6」のときもあるでしょう。
それは、テストまでの残された時間や出題傾向によって変わってきます。
なので、勉強を始める前に、上の割合なども含めた勉強計画をしっかり立ててから勉強してみましょう。
それぞれに良いところがあるので、バランスよく勉強することをおススメします。
また、このバランスについては状況によって違ってきます。
まとめノートと問題演習の割合が「5:5」の時もあれば「4:6」のときもあるでしょう。
それは、テストまでの残された時間や出題傾向によって変わってきます。
なので、勉強を始める前に、上の割合なども含めた勉強計画をしっかり立ててから勉強してみましょう。